九十九里浜について

◎歌詞

①沖はるかに 荒れて波立ち
水平線 日の出近くして
海鳥飛べり
②沖つ浪 みるに遥けし
思うこと いほえへだてて
わがなりがたし
③わだつみの 太平洋に
まむかいて
砂浜白し 九十九里なり

◎語彙

・水平線・・・海と空をくっきりと分ける線。大概の人はこれを見てちょっとイイ感じになります。
・いほえ・・・五百重。いくえにも重なっていること。五百重隔てて、とは遠い距離を表しています。
・わだつみ・・・綿津見神。ざっくり言えば海の神のこと。ギリシア版はポセイドン。ローマ版はネプチューン。海の神様は、比較的高位者なのです。
・まむかいて・・・真向かいて。正面に立っている状態のことを指しています。

◎所感

詠んでみるとわかりますが、言葉が綺麗で読みやすいです。
おそらく、短歌(五七五七七)の型にはまっているからだと推測されます。
①6-7-6-8-7
②5-7-5-7-7
③5-7-5ー7-8

歌詞の内容は同じようなものですが、
音楽で変化を表しています。

◎音楽

・曲の長さ:2分半ほど
・作詞者:北見志保子 作曲者:平井康三郎
・転調が多く、移り目がはっきりとしています。曲を感じ取ることは容易かもしれません。
・①2分の2拍子②4分の3拍子③4分の4拍子、3部構成としてとらえています。
・①dmoll→②Ddur→(amollを挟んで)③Adur
・①は荒れた海を、②は回想を、③は軍歌のように感じます。

◎チェックリスト

・15小節dim.rall.→急速に遅くします。
・おき(沖)→O母音、I母音が続きます。Oはしっかり発音し、Iは浅くならないように。音の線が途切れやすくなります。
・半音からの解決音の音程。A#→Hは喚声点付近なので、難しく感じます。
《19小節目》C#→D
《32小節目・40小節目・47小節目》A#→H
《52小節目》D#→E
・跳躍→高音を気持ちよく歌いやすいのですが、クッションの音を外さないように。
《10小節目》B→F(完全5度)難度:1
《42小節目》H→F#(完全5度)
《67小節目》E→H(完全5度)
《4小節目・12小節目・30小節目》A→highD(完全4度)難度:2
《60小節目》E→highD(短7度)難度:3

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